盗聴器の発見調査はどのように行われますか
盗聴器の発見調査では、実際にあなたの生活音や会話を盗聴されていると感じるご自宅などにお伺いし盗聴器によって発信されている不審な電波・盗聴波を探します。実際に盗聴波であれば、部屋の中で発生している会話やテレビの音、その他の生活音を聞き取ることができるので、はっきりと判断することが可能です。
盗聴されているということは誰かがあなたの監視を行う目的によって、盗聴が行われているわけですから、盗聴波を受信するために自宅周辺に現れている恐れも考えられます。そのような状況で直接自宅へお伺いすると犯人に気取られてしまう恐れもありますからご自宅にお伺いするのではなく、犯人と同じように自宅から発せられている可能性がある盗聴波を自宅周辺にてまずは確認するといった対応も必要になる場合があると思われます。
前住人の盗聴を行うために取り付けられていた盗聴器がそのまま残っていて、二次被害にあっているといったケースもあるでしょう。
あなたがターゲットであるわけではないので、ストーカー被害にあったり誰かに監視されていたりする可能性は低いかもしれませんが、自分の生活音や会話が電波にのって筒抜けである状態は決して気持ちがいいものとは言えませんね。
又、中にはこのような盗聴波を受信することを趣味にされている方もいらっしゃいます。
このような行為は、盗聴器を取り付けるためにあなたの自宅内に不法侵入を行った犯人とは違い、盗聴した内容を他人に漏らしてプライバシーの侵害や名誉毀損といった行為に及ばなければ、非常にグレーな行為ではありますが現在のところ罪に問われることはありません。
ただし、そのような行為をされていると考えるだけでも非常に不快なことに代わりはありませんから盗聴器を見つけ出し、安心できるように対策を講じる必要があると思います。
盗聴器が仕掛けられている状況はどのようなケースが考えられますか?
盗聴行為は、ストーカーのように好意を抱く相手を監視する目的のように、一般常識から外れた異常な想いから行われるだけでなく、誰もが持ち合わせているような他人の生活や友人への妬みや詮索といった所謂興味本位などの出来心から行われる場合も、しばしば見受けられます。
- 会社が寮代わりに契約してくれている部屋に、管理している社員が入居前に設置しておいた
- 賃貸マンション・アパートの前住人が引越しをする前に設置してから出ていった。
- 新築やリフォームの際に出入りしている業者のひとりが、興味本位で盗聴器を設置していった。
- 彼氏(彼女)が、彼女(彼氏)の行動を把握するために遊びに来た際に、設置していった。友人(特に異性の友人)が興味本位で行う場合も考えられます。
これらのケースで共通するのは、冒頭で述べているようにストーカーのような監視を目的とした行為ではなく、他人の生活を覗き見してみたいとか友人への羨望や嫉妬などから発生する興味による出来心であるということです。
誰が入居してくるかも分からない状況で盗聴器を取り付けるのですから、無作為に他人をターゲットとした行為で本当に興味本位といえるでしょう。しかし新しい入居者が自分好みの異性であったり、興味をそそる人物であったりすれば、暇をみては盗聴行為に訪れる恐れはありますよね。
このような場合、被害者は全く身に覚えもなく盗聴されているなどとは露ほども感じないで生活を続けることでしょう。時には興味本位や出来心からはじめた行為が相手にのめり込み、盗聴行為からエスカレートし付き纏いやゴミを漁るなどのストーカー行為へと変貌していく人も少なからずいるのではないでしょうか。
盗聴器の入手を始め、やろうと思えば案外簡単に行えてしまう行為でありますから、心当たりが無くとも新しい生活を始める際には、自分を守るつもりで一度盗聴被害やプライバシー・セキュリティについてしっかりと考えてみると良いかもしれませんね。
実際に盗聴器が発見された場合はどのような対処を行えばよいのでしょうか?
調査の結果、盗聴器が仕掛けられていた場合は速やかに警察に連絡、またコンセント内部等に仕掛けられていた場合は関係各所等へ連絡して取り除いてもらう必要があるでしょう。
その後、あなたが安心して生活できるようにプライバシーを守るための対策を講じ、必要があれば防犯カメラやセキュリティの充実を図るといった措置が必要であると思います。
盗聴被害以外にも具体的な被害などを受けているケースであれば、警察に申告しておくことで自宅周辺の警戒パトロールを増やしてもらうなどの対応をしてもらえると思います。
もちろん、わたくしたちにご相談いただくことであなたの周辺において不審な行動をしている人物がいないかを確認する調査を行うことも可能です。
あなたが安心だと感じて生活できるように、ともに対応策を考えアドバイスさせていただきます。